西野弘章 DIY&セルフビルド オフィシャルサイト 小さな小屋から、ガレージ、ゲストハウス、自宅まで!夢のセルフビルドを実現しよう! 

壁編

2×4構法なら、セルフビルドでも壁の立ち上げは楽勝だ!

いよいよ、作業は壁造りへ突入。
壁が立ち上がると、一気に建物の形が見えてくる。
今回は変則的ではあるが、基本的には「2×4工法」を採用した。
この工法は、日曜大工&合理主義の王国・アメリカで考案されただけあって、
素人でもカンタンに家が造れてしまうDIY向きの建築方法なのだ。

通し柱墨付け

通常、2×4工法ではすべての壁構造をツーバイ材で作っていくのだが、どうせ作るならログハウス風に見えるようにと、コーナー部分に通し柱を立てることにした。こういった工夫もDIYならではの楽しみ。使用した材料は直径25センチ、長さ4mほどの杉丸太。これは、友人のログビルダーから無償で提供してもらったものだ。
加工は、丸太の2面を直角にカットするだけなので、丸太の芯出しをしてからチョークラインで順次墨付けしていく。
それにしても暑い、暑すぎだ! DIY作業している日は、2リットル以上の水を飲んでいました。

通し柱の墨付け

通し柱の加工

墨付けできたものから、チェーンソーで加工していく。ここでもDIYの強い味方、ハスクバーナーが大活躍! 作業自体は、チェーンソーのバーを水平に保持して平面挽きしていくだけなので、元ログビルダーの私にとっては朝飯前でした……(^_^)v。
このDIY作業を始めた頃から、近所の人たちが「最近やってきたあの新住人は、いったい何を始めたんだ?」という好奇の目で見始める……(いまでは完成した小屋に集まって、しょっちゅう酒盛りやってます!)

通し柱の加工

通し柱仕上げ

平面挽きが完了したら、凸凹を均すためにチェーンソーのバーを立ててブラッシングしていく。恐々やっていると凸凹がさらにひどくなってしまうので、エンジン全開にしてリズミカルに作業するのがコツ。でも、慣れてくるとチェーンソーワークって、ホント、楽しい作業ですよ!

通し柱仕上げ

柿渋

大完成した通し柱に、当時、流行り始めた「柿渋」を塗ることにした。塗りたてはあんまり色が変化しないが、数日放置しておくと渋が化学変化を起こして、飴色のいい感じの仕上がりになるのだ。
これに味を占めて、内装にも柿渋をふんだんに塗ってしまった。しかし、この柿渋は虫たちにもお気に入りのようで、小屋の完成後にもいろいろな虫たちが室内に入ってくるのでした……。

柿渋

丸ノコ到着!

作業中に宅急便がやってきた。工具の通販会社「道具道楽」に注文しておいた丸ノコが送られてきたのだ(やったー!)。DIY&日曜大工の超強力な味方の登場!!
それまでは、ホームセンターのバーゲン品を使っていたのだが(無謀!)、今度のやつはマキタのアルミベース仕様。実際使ってみると、パワー、切れ味ともに段違いの素晴らしさ。やっぱり、「いい仕事はいい道具から」なのだ。

新しい丸ノコ

壁枠組み

2×4工法の壁組みは、プラットフォーム上でツーバイ材の壁枠を作り、それを立ち上げていく方式。在来工法のようにホゾを加工する手間がないので、DIY作業はどんどん進んでいく。

2×4壁枠組み

ビス留め

ツーバイ材の接合はクギを使うのが普通だが、今回使用したのはコーススレッド。クギよりも緊結力が高く、しかも、何かの時にはカンタンに緩めることもできるのでDIY向きなのだ。

壁枠ビス留め

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壁組み用ジグ

ツーバイ材で何かを作った人ならわかると思うが、この材料はアメリカンなアバウトさ?のせいか、意外と歪みやネジレがある。
そこで、壁枠を作るときには、歪みを修整しながらビス留めできるように、写真のようなジグで材料をまっすぐにしてから作業した。DIYならではというか、まっ、プロの現場では、こんな面倒くさいことはしないでしょうけどね……。

壁組み用ジグ

まぐさ

壁枠の荷重のかかる部分には、「まぐさ」と呼ばれる補強のための横架材を入れる。ここはツーバイ材を数枚重ねてもいいのだが、廃材の残りがあったのでそれを利用しました。

まぐさ

壁立ち上げ1

壁枠が完成したら、いよいよ壁の立ち上げ。そんなに重いものでもないので、ひとりで十分に作業できた。これが、2×4工法の最大のメリットでしょう。セルフビルドの素人DIY建築には最高です!

1人で壁立ち上げ

壁立ち上げ2

あらかじめコーナー部分に通し柱を立てておき、その間にツーバイ壁を挟み込むようにする。もちろん、ノーマルな2×4工法では、こんな手間は必要ありません。

1人で壁立ち上げ

壁立ち上げ3

壁枠が半分立ち上がったところ。枠の大きく開いている部分には、建具が入る予定。

1人で壁立ち上げ

垂直のチェック

壁を立ち上げていく過程では、マメに垂直をチェックしていく。ここではレベルを使っているが、下げ振りを使ったほうが、より正確な垂直を出せるはず。
それにしても、この写真の私、ずいぶんと夏ヤセしているような……。気がつけば、梅雨はとっくに終わって、連日のように炎天下で作業していたから、普段より3~4キロぐらい体重が落ちていたかも知れない。

垂直のチェック

↓レベル

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↓下げ振り

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骨組み完成

小屋の正面側は、ログハウス(ポスト&ビーム)風にするために、4寸柱を梁に組み込むことにした。接合は単純な平ホゾ。さらに、12センチのコーチボルトでガッチリと締め付けてやった。
ここまでくると、もう建物のイメージが湧いてくる。DIY建築作業で一番楽しいときでもある。

ログ風柱と梁

外壁張り

壁枠が一通り立ち上がったら、壁の下地材として構造用合板を打ち付けていく。ちょうどこの頃は、合板が値崩れしているときで、ホームセンターで一枚630円ぐらいで買えた。ラッキー!

外壁構造用合板

友人のログビルダーと

壁組みが終了したので、続く小屋組みのアイディアを教えてもらおうと、ログビルダーをやっている友人の栗田さんを訪ねる。ちょうど、ログハウスの棟上げをやっている最中だったので、一緒に記念撮影。
栗田さんはログハウスだけでなく、在来やツーバイにも詳しいので、いろいろなDIYのアイディアを授けてくれた(材料もいろいろ頂きました)。感謝!
ちなみに、(株)地球丸から出版されている『手づくりログハウス大全』のログワーク編は、栗田さんと私の合作です。

栗田宏武さん

↓「手づくりログハウス大全」。出版社の倒産により、今後入手困難が予想されます。今のうちに是非入手を!

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