今回の作業を開始したのは、2018年の冬。仕事のために途中で数度の休止をはさみましたが、トータルの作業日数は1週間でした。
それでは、作業の手順を追っていきましょう!

①建築場所を決める

まずは、ガレージを作る場所をおおざっぱに決め、周囲の草刈りや整地などをします。
掘っ立て小屋を作るなら、水はけのいい場所が理想ですね。
建築場所 格安簡単小屋の作業 小屋大全

②敷地を平らにする

ウチの敷地は結構なデコボコや傾斜があるので、別の場所から土を運んで埋め込みました。
今回の作業では、これが一番きつかった〜!
整地 格安簡単小屋の作業 小屋大全

③時には思わぬ中断も……

房総には珍しい雪が降ったので中断。「雪降って地固まる」ですね……。
積雪 格安簡単小屋の作業 小屋大全

④建物の寸法を決める定理

建物の位置を決めるときは、図のようなピタゴラスの定理で直角を出します。
建物の位置決め 格安簡単小屋の作業 小屋大全

⑤四隅の位置を計測する

 このガレージは間口(A)7280㎜、奥行き(B)5460㎜なので、対角線が9100㎜になれば建物の四隅が直角になります。
建築予定地でメジャーを使って計測し、位置を出します。
四隅の位置計測 格安簡単小屋の作業 小屋大全

⑥柱の位置をマークする

 今回は、建物の四隅とその中間に柱を立てることにします。
柱(基礎杭)の位置には、チョーク粉などで簡単にマークしておくといいでしょう。
柱の位置をマーク 格安簡単小屋の作業 小屋大全

⑦基礎杭用の穴を掘る

ダブルスコップ(準備編参照)で、基礎杭を埋める部分を掘ります。
穴のサイズは、直径15センチ、深さは50〜60センチほど。
ダブルスコップで穴掘り 格安簡単小屋の作業 小屋大全

⑧基礎杭を立てる

穴の中に長さ1mほどの基礎杭を垂直に立てて、小石(砕石など)と土を交互に埋め戻しながら棒で突き固めていきます。杭の垂直を水平器でチェックしながら作業するといいでしょう。
この時点でそれぞれの基礎杭の高さはバラバラですが、気にしないで次に進みましょう! このアバウトさも、今回の超速作業のポイントです(^^ )

新潟精機 アルミ水平器 マグネット付 ALM-150

価格:
1,555円

(2018/08/10 13:25時点 )

 

⑨柱を立てる

杭の横の地面に防腐加工材の端材を置き、その上に柱を乗せて杭にしっかり添わせます。柱はとりあえず2.8mほどの長さに適当にカットして使います。ここで90ミリのコーススレッドを柱と杭に斜め打ちして仮留めしておくと、その後の作業がしやすいです。
水平器を利用して柱を垂直にした状態で、柱と杭を貫くようにボルトの下穴をドリルであけます。下穴の深さは、ボルト長の60%ぐらいでOK。あまり深すぎるとボルトが空回りすることがあるので注意しましょう。
柱を立てる 格安簡単小屋の作業 小屋大全

⑩基礎杭と柱を固定する

コーチボルトを穴に入れて、レンチで締め込みます。これを2〜3箇所行えば、柱のジョイント完了です。写真ではボルトを完全に締め込んでますが、この時点では仮留めしておくだけにしておくといいでしょう。
基礎杭と柱の固定 格安簡単小屋の作業 小屋大全

⑪基礎杭と柱の位置関係

柱は外壁に面する側に配置し、ボルトは基礎杭の内側から打つことで、壁の仕上げが収まりやすくなり、経年後に杭を交換するときも簡単になります。
基礎杭と柱の位置関係 格安簡単小屋の作業 小屋大全

 

 

 

 

 

 

 

⑫ジョイント式掘っ立て柱の構造まとめ

基礎杭と柱との関係をイラストにしてみました。柱の下に防腐加工材の端材をはさんでおけば、腐った杭を交換するときでも建物は自立状態をキープできます。もちろん、端材が腐っても簡単に交換可能です。
基礎と柱の位置関係 格安簡単小屋の作業 小屋大全

⑬基礎杭の位置の考え方

基礎杭の位置は、壁の通り芯よりも柱の幅分(100ミリほど)内側にしておけば、柱が建物外周にうまく配置されることになります。
基礎杭の位置 格安簡単小屋の作業 小屋大全

⑭柱の高さを揃える方法

さて、ここまでの作業では柱の天端(てんば=一番上の面のことですね)の高さはバラバラのはず。今回はガレージに収納する機械の高さに合わせて、入口側の壁の高さを2.5m、奥側は1.8mにする予定なので、それに応じて柱の長さもカットする必要があります。そこで、すべての柱に基準となる水平の印を付けることにします。
方法はいろいろありますが、一番簡単で確実なのがイラストのように水を使う方法です。ようするに、「バケツの水面とホース内の水面はつねに同じレベルになる」という仕組みを利用して、柱に印をつけていくわけですね。すべての柱に印を入れたら、一度ボルトを抜いて柱を外し、マークの位置から必要な長さを測ってカットすれば、すべての柱の高さがそろう理屈です。
普通の掘っ立て柱だと、柱を立てた状態で天端をカットしなければいけないので結構スリリングですが、この方法なら安全確実です(^^ )
バケツとホースでレベルを出す方法 格安簡単小屋の作業 小屋大全

基礎のすべてに図のような仕組みで水平の印を入れ、これを基準に柱の高さを決めます。

次は柱に桁をのせる作業に進みます!