屋根の下地を組み終えたら、いよいよ屋根材を張っていきます。ガレージですので、簡単&手早い方法で張りました。
①屋根の材料について
今回は、前述の理由で「ポリカーボネートの波板」を使用。比較的リーズナブルで耐久性に優れることもメリットです。ちなみに、カラーは透明やブロンズなどがありますが、夏の炎天下を考慮して色の濃いブロンズを選びました。
②波板を美しくまっすぐに張る方法
波板で広い面積を張る場合は、ちょっとした工夫が必要。波板1枚の有効幅(働き幅)は約576ミリなので、今回の屋根全体の幅が8mとすると全部で14枚必要になります。したがって、たとえば1枚で1ミリのズレで斜めに張ってしまうと、合計で14ミリの誤差になって見た目が格好悪くなります(^^ )。で、波板を張る前に、鼻隠しの両端にビスを打って、そこに「水糸」を平行に張って波板の端側の通りの目安にします。
③水糸と鼻隠しの位置関係
違った角度から見ると、こんな感じですね。今回、鼻隠しと水糸との距離は20ミリにしました。
④波板を屋根上にあげる
⑤波板の設置
さきほどの水糸を基準にして一枚目の波板を置きます。ちなみに、今回の屋根は「2寸勾配」なので、屋根の上を歩くのも楽々です。
⑥波板の固定
波板は傘クギで留めていきます。また、クギをステンレスのビスに差し替えることで、より頑丈な取り付けが可能になります。
少々高額になりますが、傘ビス(波板ビス)も売ってますよ(^^ )。
⑦傘クギの打ち方
クギでもビスでもあらかじめドリルなどで下穴を開けるのが基本とされてますが、私は面倒なので下穴なしでダイレクトに打っていきました。いつもこの方法ですが、全然問題ありません(^^ )。
傘クギを打つのは桟木の上で、4〜5山おきに打っていくのが基本です。また、今回は桟木に幅の広い2×4材を使っているので、クギを千鳥(互い違い)に打つことで強度アップを期待してます!
⑧波板を重ねながら張る
波板は2.5山以上を重ね合わせながら張っていきます。さきほどの水糸を基準にして斜めにならないように注意しましょう。
⑨波板を重ねながら張る
縦方向に波板を重ねる場合は、30センチ以上の重ね幅を確保すると雨仕舞いも安心です。
⑩コーナー部はとくにガッチリ固定する
屋根のコーナー部分は風であおられやすいので、ここは波板ビスでガッチリ補強しました。
⑪屋根張り完成!
屋根がかかると雨じまいがぐっと向上します。
次は農具の出し入れがしやすい観音開きの扉作りです。