桁を乗せて、構造体が完成したら、次は垂木を渡して、屋根の下地を作ります。
①屋根の形状と垂木について
屋根の形状で一番簡単なのが、今回のような「片流れタイプ」。これなら、桁を繋ぐように垂木(2×4材)を渡していくだけで屋根の骨組みができます。
垂木の間隔は約900ミリ。一般的には455ミリ間隔にしますが、この上に乗せる桟木に強度のあるツーバイ材を使うことでスパンを広くすることができます。
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②垂木の固定方法
垂木を桁に固定するには、90ミリのコーススレッドを斜め打ちしました。
③垂木について
今回使った2×4材の長さは12フィート(約3.6m)。必要な垂木の長さは6mほどなので、2×4材を2本継いで使ってます。垂木を継ぐ位置は、中央列の桁の上にすると強度的に安心。2×4材の継ぎ部分は、65ミリのコーススレッドで固定しました。
④桟木を設置する
さらに垂木と直交するように、屋根の下地となる桟木(2×4材)を約455〜500ミリ間隔でビス留め。
こちらも長さが足りないので、2×4材を継いで使用します。
⑤桟木の固定方法
桟木は2×4材を平使い(横向きに置く)として、75ミリのコーススレッド2本で留めます。
⑥おすすめインパクトドライバー
こちらは、ログハウス雑誌の取材で日立から借りた36ボルト(マルチボルト)のインパクトドライバー「WH36DA」。めちゃくちゃパワフルで、ビスの締め込みも楽々。しかも、防塵・防水仕様。なによりも、電池が長持ちするのがいいですね! 重量的にも18ボルトとそんなに変わらないので、新しく購入するならこれで決まりでしょう(^^ )
⑦鼻隠しをセットする
垂木同士を繋ぐように2×6材をビス留めして「鼻隠し」とします。これで、屋根構造の強度や雨仕舞いが向上します。
⑧「あおり止め」で補強する
さらに、垂木と桁の接合部には「あおり止め」をビス留め。これで台風がきても安心です!
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これで骨組みは完成。
あとは屋根材を張れば、雨よけ日よけができます。